パチンコはもう止めた(3)
私はトータルでは勝っています。
しかし、もうパチンコで生活できるレベルではありません。
以前は、パチンコがやりたくて、ボーダー以下の台でも打っていました。
まあ、当時は好きな台をとことん打つという感じでした。
もちろん収支もつけていません。
当然負けが多くなります。
あるとき、パチンコするお金がなくて、カードで借金してパチンコに行ってました。
ここまでくるともう病気です。
その当時はサラリーマンだったので、簡単にカードが何枚も作れました。
そして、次は勝てるんじゃないかと本気で思ったものです。
負けるなんて考えてもいませんでした。
というよりは、負けた後のことを考えたくなかったのかもしれません。
そしてたまたま勝てるときもあるんです。だから止められない。
それを繰り返していくうちに、
あっという間に借金が膨らんでいきました。
督促の電話が来るようになり、もう返済が不可能になりました。
もう親に頼るしかありません。
泣きながら300万円を工面してもらい、なんとか返済することができました。
それ以後、なんとかがまんしてパチンコを止めることができました。
しかしそんな日もつかの間です。
日が経つにつれ、また行きたくなるんです。
依存性があるところ、それがパチンコの恐ろしいところなんです。
パチンコ依存症、それはもう病気なんです。
パチンコで勝つためには、努力と忍耐が不可欠です。
このままでは好きなパチンコもできないと思い、いろいろと研究しました。
そのためにまず収支をつけること、そして回転数、大当たり等のデータを記録し、
ボーダー算出の勉強等を行いました。
自分のパチンコを客観的に見るためです。
次に大事なことは、回る台を見つけることです。
好きな台を打つのではなく、勝ちやすい台を探さなくてはならない。
そのためには、優良店を見つける必要があります。
私は電車で1時間かかるところまで出かけていきました。
また、回る台を見つけたら長時間粘ることも大切です。回る台を長時間打てば、
いずれ結果はプラスになります。
逆に回らない台を短時間打つことが一番負けやすいことになります。
そんなことは当然知ってる、そんなの常識だ、と思っている人も多いかと思います。
でも、毎回実行できている人はどれくらいいるのでしょうか?
別にパチンコ必勝法を書きたいわけではありません。
こつこつと、地道にパチンコという仕事に取り組んでいけば、勝ち続けることは可能でしょう。
しかし、パチンコで勝っても、 この人生でなんのプラスにもならないことを今更ながら、わかったんです。
月30万勝っている人を知っています。
ですが、そんな人はめったにいません。ごくわずかです。そして努力し続けています。
その方の収支表、そして細かい状況、回転率などが日々記載されているノートを見ると、きっと驚くでしょう。
しかし、そんな彼でも、最近回らなくなったと嘆いています。
もし近い将来、パチンコで稼げなくなったら、一体どうやって食べていくんでしょうか?
技術も経験も何もないのに。その時になってきっと後悔するんです。
その人がどれだけ人生の貴重な時間や、貴重な経験や、貴重な仲間を犠牲にしているか。
今の私は、パチンコで生活できたとしても、 もうパチンコ生活に戻ることは決してありません。
大切な時間、大切な友達、大切な家族、 大切なお金、大切な経験、大切な健康、
そして大切な人生をすり減らして生きていくのはもうこりごりです。
私はもう自分の人生を犠牲にしません。
今はパチンコで勝った以上のお金を、仕事で得ていますし、
勉強して、もっともっと仕事で収入を得ようと努力しています。
そして、色々なことを話す仲間がいます。
イライラすることが少なくなり、行き当たりばったりの生活ではなく、
将来の計画を立てることができました。
気分の起伏がなくなり、 パチンコで経験したような、喪失感もありません。
もちろん後ろめたさも。そして社会の一員として生きている実感があります。
仕事はもちろんつらいこともあります。緊張の連続です。
でも、自分という人間を成長させるためには、それが必要不可欠なんです。
よく、自分は人と接するのが苦手だから、とパチプロを目指す人がいます。
でも、その選択は間違っています。苦手だからこそ、逃げてはいけないんです。
苦しくても、少しずつでも克服し続けること。そこに、生きている意味があるんです。
何も考えずに生きるということは、何も得ることのない人生を生きるということと同じです。
パチンコに費やす時間やお金があったら、もっと有意義に使ったほうが絶対に良い。
これこそ、もっと若かった自分に伝えたかった言葉です。

